短大卒の委託栄養士として、実務経験年数をクリアし管理栄養士を取得した私から
少しでも、管理栄養士国家試験合格お役に立てればと思い。
私が受験時代に感じた、試験までのモチベーション維持や、試験までの心構えなどを3つお伝えします。
3分ほどで読めますのでお付き合いいただけると嬉しいです。
同じ管理栄養士国家試験の受験生は敵ではなく、仲間だ!

管理栄養士国家試験は、高校入試や大学入試と違い定員がなく、受験生全員が合格点を超えれば、全員が合格します。
模試や勉強会、セミナーなどで一緒に勉強している人は敵ではなく、全員一緒に受験する仲間です。
今後、栄養士会や学会で合うかもしれないし、もしかしたら同僚になる可能性だってあります。仲良くしていて損はありません。
勉強仲間が多いほど合格する確率が上がります。わからないことがあれば聞いて、逆に教えあったりし、インプットとアウトプットを繰り返す。
座学をただ聞いているだけじゃつまらないし、インプットだけではなく、アウトプットしてこそ、知識として身に付きます。インプットとアウトプットの繰り返しが大事なのです。
オレは受験時代に、広島での勉強合宿に参加しました。
2泊3日の勉強合宿は基礎栄養学を中心とした講義と、グループ学習を行い、3日間勉強漬けで寝る暇もないぐらい勉強しました。こんなに勉強したのは人生で初めての経験でした。
日本各地から集まった管理栄養士の卵たちとの日々は、本来なら苦痛と思えるような勉強合宿が、終わってみると最高の思い出です。
この合宿で基礎栄養学をみっちり勉強したおかげで、模試や問題集、過去問などの基礎栄養学問題は、ほぼ完璧に解けるようになりました。
これも勉強合宿で、仲間たちとインプットとアウトプットを繰り返し、勉強の面白さを味わえたおかげです。
国家試験に受かる為には勉強時間ではなく、どのぐらい理解できているか

100時間勉強した。200時間勉強した。300時間勉強しようが受からない人もいるでしょう。しかい、どのぐらいの時間をかけて勉強したかに意味なんてありません。
重要なのはどのぐらい理解したのか
試験科目の「社会・環境と健康」と「食べ物と健康」に関しては
出題範囲も広く暗記科目なので時間をかけて覚えていく必要がありますが
「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」と「基礎栄養学」を理解すると、「応用栄養学」と「臨床栄養学」の理解スピードが格段に速くなります。
「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」と「基礎栄養学」は出題傾向が毎年似ており
内容も変わりばえしないので、理解すれば点数が取りやすい科目です。
だからといって10時間ほどの勉強時間で合格できるような簡単な試験ではありません。
日々の積み重ねが、合格への最短ルートです。
管理栄養士免許を取得して何がしたいのか?

結局のところ、これがないと勉強する気になれません。
管理栄養士になって何がしたいのか。管理栄養士の資格を取ってどうしたいのか。
・委託会社を辞めて病院の栄養士としてNSTに専従したい。
・管理栄養士になって栄養指導がしたい。
・スポーツ栄養士としてプロスポーツチームで働きたい。
・管理栄養士になると資格手当が毎月3万円貰えるから。
などなど、何でもいいんです。明確な目的が大事です。
ただ漠然と、栄養士なら管理栄養士を目指すのが一般的な道。これだと勉強が続きません。
ちなみに私は
「あなたは国家試験に受からないと思う」「あなたよりも、〇〇さん方が受かるだろう」
と委託会社の人達に言われ、こんな会社辞めて転職し見返してやりたい。
と思ったのが私の受験に対するモチベーションでした。
管理栄養士を本気で取ろうと思って頑張ったのは、こんなくだらない理由です。
そうとうネガティブでしたが、試験勉強する動力源としてはとても強かったです。
管理栄養士に受かったら受かったで
「あなたはあんなに頑張っていたから受かると思っていたよ」って言われ、きっちり180度の綺麗な手のひら返しをしてきましたよ。
まとめ
最初の管理栄養士を取りたい動機こそ弱かったものの、仲間と勉強していくうちに、勉強する楽しさを覚え、管理栄養士になることができました。
委託栄養士は仕事が忙しくて勉強する時間が無い。なんてことはありません。
管理栄養士になりたり目標・目的があって、仲間を作りインプットとアウトプットを繰り返し、理解力を高めれば
委託栄養士として働きながらでも国家試験に受かります。