委託栄養士として働きながら管理栄養士の国家試験を受験するとき
といった悩みがあると思います。
私も受験時代には、そういった悩みを抱えていました。
そこでこの記事では
私が委託会社のチーフ栄養士として働きながら、管理栄養士の国家試験に合格できた勉強法とタイムスケジュールを紹介します。
管理栄養士の国家受験に合格する勉強法や取り組み方は、年度が変わっても参考にして頂ける部分があると思うので
3分ほどお付き合いいただけると嬉しいです。
Contents
管理栄養士国家試験に向けた受験勉強は、いつから始めればいいの?
いつから受験勉強を始めればいいのか。に正解はありません。
4月から受験勉強を開始した人でも落ちる人はいますし
12月や1月と試験まで残り3か月から受験勉強をはじめ、合格した人もいます。
あまり早く始めても、受験まで期間があるのでやる気が沸かないですし、遅く始めても、焦りや絶対的な勉強量が足りなくなります。
ちなみに、オレは6月から受験勉強を始めました。
理由は、6月に試験対策講座があって、それに参加したからです。ただ、それはきっかけに過ぎません。
6月から受験勉強を始めましたが、8月末まではたいしてやる気もなくだらだら過ごしていました。
管理栄養士国家試験に合格するには、200時間ほどの勉強時間が必要といわれています。(どこで聞いたかは忘れましたが)
仮に、第33回管理栄養士国家試験は3月3日に開催されるので
試験日までに毎日1時間、計200時間勉強しようとしたら、8月15日から勉強を開始する必要があります。仕事や家庭の都合で勉強できない日もあると思います。
なので、6月~7月、遅くても10月ごろから受験勉強を始めるのをおすすめします。
管理栄養士国家試験に向けて使用すべき参考書・過去問集
どの参考書がいいのか?はなく
大事なのは参考書は色々な種類を使用せず、一つの参考書を使い切ることです。
「こっちの参考書ではこう書いてあるけど、こっちの参考書ではこう書いてある」なんてことはあまりないですが、色んな参考書を使用して迷うぐらいだったら、一つの参考書を徹底的に使いこなしましょう。
おすすめの参考書はクエスチョン・バンクです。
受験勉強はこれ一冊で十分。
過去問集に関しては、どれを選んでも同じかとおもいますが、オススメはこの「SGS管理栄養士国家試験/過去問題&解説集2019」です。
これをオススメする理由は
オレが管理栄養士国家試験の受験時代に、このSGSの過去問集を使っていて、めっちゃ使いやすかったからです。
「SGS管理栄養士国家試験/過去問題&解説集2019」には本当にお世話になりました。
https://yoshidawataru.com/archives/amazonexercisebook.html
委託栄養士として働きながら、管理栄養士国家試験に合格できた勉強方法
給食委託会社(日〇医〇食品)のチーフ栄養士として働きながらも、管理栄養士国家試験に合格できた勉強法の紹介です。
これをやれば必ず合格!という勉強法ではありませんが、オレはこれをやって合格できました。
まずは、過去問を解く
参考書を読みこみ、ある程度の知識を付けてから問題を解いてみよう。でもいいんですが、オレには無理でした。
上記でオススメした参考書のクエスチョン・バンクってめちゃくちゃ分厚いんですよ。その全てのページを読んで、理解してからってなると何か月後になるんだか。
短大や専門で習ったことを忘れていて、知識が抜けた状態でもいいので
まずは過去問を一回分(全科目200問)やってみましょう。できれば、1番近くの年におこなわれた試験問題がいいです。
たぶんですが、問題の意味すらわからないはずです。「何言ってのこいつ(笑」状態になっても解いてみましょう。
過去問は「解いて見直す」までが1セット
過去問を解いて終わりではなく、大事なのはここから
解いた問題全て、正解・不正解に関係なく、参考書を見ながらもう一度解きます。
うっすら問題を覚えている状態で、参考書を使い問題を解くことによって
「あぁ、これってこうゆうことだったのね」が頭で連発します。
これを繰り返していくと、過去問で似たような問題が出てきたときに「これってなんかやった気がする。わかる、わかるぞ」ってなり
だんだんと問題を理解し、解けるようになっていきます。
過去問集にも問題の解説が載っていますが、参考書の方が詳しく書いてあり、図やなどでより深く理解できるので、参考書を使用して復習しましょう。
過去問(問題集)
↓
参考書
↓
過去問(問題集)
の繰り返しです。
模試は積極的にやる
模試を受ける理由って
今の自分の実力を測れたり、試験本番の予行練習になったり、新しい教材にもなるし、国家試験を受けるうえではメリットしかないんですよ!
デメリットをあげるとすれば、お金がかかる。それだけ。
もし、お金がもったいないからって模試を受けない人がいるなら、その人は本気で管理栄養士になる気が無い人です。
模試もやったら終わりではなく、過去問を解いた後と同じく、必ず復習しましょう。
勉強を習慣化させる
毎日コツコツ勉強する。これこそ国家試験に合格するための近道です。
毎日必ず3時間勉強する!っていきなり大きな目標じゃなくていいんです。
仕事が忙しい日だってありますし、家庭の事情で勉強できない日だってあるでしょう。
そんな日は、5分でもいいから参考書を読む。5問だけでも過去問を解く。でもいいんです。
受験勉強を始めたときは気がのらないかったり、めんどくさいと思いますが、勉強するのが習慣化すると、ふと参考書を手に取るようになります。
何事も3週間意識しておこなえば、習慣化できます。最初の3週間をクリアし勉強する習慣が身に付けば、こっちのものです。
すき間時間はスマホの過去問アプリ
勉強の習慣化に必須のアイテム、それは
過去問アプリ!!
これはオレもめっちゃやりこみました。本当に便利ですよ!
ちょっとした時間にスマホで過去問を解くことができるので、勉強の習慣化はもちろん、予習復習にも役立ちます。
オススメは「管理栄養士 free medixtouch」という無料のアプリです。
Xperia、galaxyなどのandroid端末はこちら
iPhoneやiPadのiOS端末はこちらからダウンロードできます。
無料アプリなので、広告がちょっとウザいですが、年度別は科目別に問題が選べて、すぐに正解も見れるので当時は重宝してました。
勉強仲間を作って、インプットとアウトプットを繰り返す
勉強はインプットだけでは成り立ちません。インプットとアウトプット、二つが揃って成り立ちます。
過去問を解いたり、模試を受けるのもアウトプットです。より勉強の質を上げるためのアウトプットがあります。
それは
人に教えることです。
誰かに教えることは、良質なアウトプット
教えるという行為は、理解していない相手に、理解してもらえるよう説明する必要があります。ということは、教える側が理解していないといけません。
教えられるぐらい理解し、それを言葉で伝えるためにわかりやすく説明する。この一連の流れが良質なアウトプットになります。
是非とも、教えあう勉強仲間を作ってください。
給食委託会社には、同じ年の国家試験を受ける同僚栄養士が必ずいるはずです。もしいなくても、勉強会で知り合った人や、短大・専門の同級生などがいるでしょう。
今だったらTwitterなどのSNSでも探せます。
オレは、委託会社の同僚。勉強会で仲良くなった人たち。短大のときの友達など、色んな人を巻き込んで受験勉強しました。
委託会社の同僚たちとは、メールで毎日問題を送りあい、お互いにオリジナルの問題集を作っては交換したりしてました。
勉強会で知り合った人たちとは、試験後でも集まったり、今でも連絡を取り合って飲みに行ったりしています。
受験勉強は長くて辛くて、思うように結果が出ないと心が折れそうになることもありますが、仲間たちと一緒に乗り越えると、とても素敵な思い出になります。
内輪で、模試の点数が最下位の奴はトップの奴にピザをおごる。なんてゲームもしました。笑
勉強仲間を作ることは、アウトプットの効率を高めます。さらに、励ましあい高めあう心の支えにもなります。
まとめ
以上、私が給食委託会社のチーフ栄養士として働きながら、管理栄養士国家試験に合格できた勉強法とタイムスケジュールです。
タイムスケジュールに関しては「空いた時間は全て勉強時間」ぐらいの感覚で勉強していたので、詳しい一日のタイムスケジュールは無いです。すみません。
短大・専門卒の受験生の合格率が低いと言われていますが、あたなの合格・不合格には関係ありません。
ちゃんと勉強すれば合格できます。自分を信じて受験勉強を頑張ってください!