ビタミン

ビタミンB1(チアミン)の働きと効果や必要量、多く含まれている食品とは?

ビタミンB1の働きと効果や必要量、多く含まれている食品とは?

ビタミンB1とは

ビタミンB1の正式名称は「チアミン」といい、水に溶ける水溶性のビタミンで

ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸など「ビタミンB群」の1つです。

ビタミンB1の働きと効果

ビタミンB1は

主に糖質をエネルギーに変えるときに助けとなる役割がある栄養素です。

他にも、脳の神経や手足の抹消神経などを正常に保つ効果や、心臓の機能をを守る働きをしてくれます。

ビタミンB1の推奨量

ビタミンB1の推奨量は以下のとおりです。(単位はmg/日)

男 性 女 性
推奨量 推奨量
18~29歳 1.4 1.1
30~49歳 1.4 1.1
50~69歳 1.3 1.0
70歳以上 1.2 0.9
妊婦(付加量) 0.2
授乳婦(付加量) 0.2

※推奨量とは、ほとんどの人が必要量を満たす量。これだけ取れば不足状態にはなりにくいよ。と設定された量で目安量ともいえます。

ビタミンB1の妊娠中と出産後の授乳時期では、年齢別の推奨量に「0.2」をプラスした数値が推奨量になります。

例えば、18~29歳の人が妊娠した場合、ビタミンB1の推奨量は「1.1g + 0.2g = 1.3g」なので、1.3gが推奨量になります。

ビタミンB1が足りないと(欠乏症)

ビタミンB1が不足するとおこる欠乏症には、「脚気(かっけ)」と「ウェルニッケ脳症」があります。

脚気(かっけ)

脚気は、症状としは食欲不振や疲労感が足のむくみやしびれがおこる、心臓機能の低下と神経障害を引き起こす病気で

状態が悪化し心不全が併発すると脚気衝心(かっけしょうしん)と呼ばれる急性心不全をおこし、最悪の場合には死にいたる病気です。

症状は他にも、吐き気に倦怠感や足が重く感じたり、息切れ、胸が圧迫される感じなどがあります。

昔は脚気になる人が多かったですが、現在では典型的な脚気患者は少なくなりました。

ウェルニッケ脳症

ウェルニッケ脳症とは、歩く方が不安定になる運動障害や、意識障害が起こる病気です。

ビタミンB1の欠乏だけではなく、アルコールの摂取も病気の発症に影響しているといわれています。

ビタミンB1が多いと(過剰摂取)

ビタミンB1は水に溶ける水溶性の栄養素なので

食事で過剰に摂取しても尿と一緒に出ていくので

過剰摂取の心配はいらないでしょう。

ビタミンB1を多く含んでいる食品

ビタミンB1は、豚肉、うなぎ、玄米などの食材に多く含まれています。

昔の日本で脚気が流行したとき、当時の海軍の食事を、白米から玄米に変えたところ、海軍の脚気の発症率が減った。という話があるほど、ビタミンB1といえば玄米と言われています。